Wi-Fiルーターの評価項目
- 本体の機能性
- デバイスの接続数
- 戸建てやマンションなどの使用環境(利用可能範囲)
- 通信速度
- 最新規格
- アンテナの性能
- 本体価格
- 初期設定のしやすさ
- セキュリティ
本体の機能性
本体の機能性とは、Wi-Fiルーターに搭載されている6つの機能のことを指します。
6つの機能とは、下記の通りです。
- ビームフォーミング機能
- メッシュWi-Fi
- MU-MIMO
- 無線引っ越し機能
- バンドステアリング機能
- 干渉波自動回避機能
下記にて詳しく説明します。
1.ビームフォーミング機能とは特定の方向へ電波を流せる技術で、通信技術に安定性があるのが特徴です。
Wi-Fi子機を配置することで、子機に向かって電波を飛ばすことができるため特定の方向を自分で決められます。
2.メッシュWi-Fiは、電波を遠方まで届ける機能を持っています。広い家でも電波が通りやすいので、ルーターから離れていても快適にインターネットを使えます。
3.MU-MIMOの機能は、複数の端末で同時接続をしても通信速度落とさず、安定したネット環境を提供してくれることが特徴です。
4.無線引っ越し機能は、今まで利用していたWi-Fiルータを新規のWi-Fiルーターに替えるとき、AOSS/WPSボタンを押すだけで新規のWi-Fiルーターへ乗り換えられる特徴を持っています。
また、乗り換え時にスマホなどの端末を再設定する必要がないため手間がかからないことも利便性の1つです。
5.バンドステアリング機能は回線が混雑しているとき、自動的に空いている帯域へ誘導してくれます。
6.干渉波自動回避機能は、電子レンジや冷蔵庫などの電子機器類から発せられる電波を遮断して、最適な通信方法で電波を届けてくれます。
以上の6つが、機能の評価対象とされます。しかし、本ページでは、各機能に対する優劣はつけません。
理由は、利用者の求める機能が目的によって異なるからです。
そのため、ここで上記に挙げられている6つの機能のうち搭載されている機能の数が多いほど高く評価されます。
デバイスの接続数
デバイスの接続数とは、1つのWiFiルーターで機器類を同時に何台接続できるか数のことを指します。
同時接続台数が多いほど評価は高まりますが、接続台数が多くなることで通信速度が落ちるようであれば評価は低くなります。
利用可能範囲
Wi-Fiルーターは機種によって電波が届く距離が定まっています。
特に3階建ての戸建てでスマホを利用するときは壁や空間の障壁があるため、電波が届きにくくなる可能性があります。
そのため電波が広く届くWi-Fiルーターであれば、場所に囚われず快適に利用できるので高評価になります。
反対にWi-Fiルーターが置かれている場所から離れると電波が途切れる場合は、ネット利用に不便さが出てきてしまうため、評価が低くなります。
通信速度
通信速度は「bps」で表されることが多く、1秒あたりに送受信されるデータ容量を示しています。
「bps」の1,000倍は「kbps」、100万倍が「Mbps」、10倍が「Gbps」で表されます。「Gbps」に近づくほど通信速度は高速であることを示します。
速度については、公式サイトで表記されている最大数値に基づいて評価します。通信速度が高速であるWi-Fiルーターほど、快適に利用できるため高く評価されます。
最新規格
最新規格とはWi-Fi6のことをいいます。
Wi-Fi6とは現在主流となっている、超高速なデータ通信機能を持つWi-Fiルーターです。
Wi-Fi6は一つ前のWi-Fi5と比べて壁や空間を超えて強い通信が可能になるため、障害による速度低下が起こりません。
また、各デバイスが使われてない時は通信状態を自動的にスリープするので、バッテリーが長持ちします。
Wi-Fi6は接続台数が増えても速度が落ちることはなく、セキュリティ面でも外部からの侵入を防いでくれる特徴を持っているため、安全性が担保されているのもメリットの1つです。
1つ前のWi-Fi5よりも快適な通信環境を提供してくれるのがWi-Fi6です。そのため、評価するWi-FiルーターがWi-Fi6であれば採点が高くなります。
アンテナの性能
アンテナとは、Wi-Fiルーターに備わっている電波を飛ばす部分のことをいいます。
Wi-Fiルーターのアンテナには、内蔵されているアンテナと外側に出ているアンテナ、2種類あります。
内蔵されているアンテナは全方位に電波を発信でき、外側についているアンテナは電波を送りたい箇所に向けて自由に電波を飛ばせるので融通が効きます。
ここでは、電波を均等に飛ばすための調整が効く外側アンテナのWi-Fiルーターを高く評価します。
本体価格
Wi-Fiルーターの本体価格は、低価格であるほど利用者の手に届きやすいため高く評価されます。
機能性については一切考慮しないものとして採点を行うため、高額な場合は評価が低くなります。
初期設定のしやすさ
Wi-Fiルーターの初期設定は、設定のしやすさが簡易で工程数が少ないものほど評価されます。
また、設定方法がわからない方に向けた、サポート電話があるかどうかも加点の対象にします。
反対に、設定までの工程数が多い場合はユーザーの利便性に欠けるため低く評価されます。
セキュリティ
Wi-Fiルーターでは、セキュリティの高さも評価の対象になります。
セキュリティーの低いWi-Fiルーターは、電波の不正侵入を可能にしてしまいます。
第三者に介入されると、速度低下が起きたり個人情報を盗まれたり、最悪の場合盗撮されたりする可能性もあります。
セキュリティーの高さは外部からの悪質な侵入を防ぐほか、タダ利用を阻止できるので安全性が担保されます。
そのため、安全性が確保されているWi-Fiルーターは高く評価し、セキュリティーが低いWi-Fiルーターは上記で懸念される不正利用が起こりうる可能性があるため、低く評価します。
評価基準の背景
モバライフの執筆者はモバライフのコンテンツポリシーの基準に合わせ、利用者にとって有益な情報を提供しています。
評価基準として利用している情報は、各機種を取り扱っている運営会社の公式サイト、警視庁、独立行政法人国民生活センター、環境省、モバライフ監修者から得た正確なものです。
上記の手段で集められた情報は、モバライフの基準に従ってデータ内容を比較し評価します。
モバライフは広告スポンサーからの広告収益によって売り上げを得ていますが、当ページのランキング根拠では広告収益を一切考慮せず評価しています。
広告ポリシーに関する詳細はこちらに記載しています。
Wi-Fiルーターの掲載根拠について
各項目の情報根拠
本体の機能性 | Wi-Fiルーターの公式サイト情報 |
デバイスの接続数 | Wi-Fiルーターの公式サイト情報 |
利用可能範囲 | Wi-Fiルーターの公式サイト情報 |
通信速度 | Wi-Fiルーターの公式サイト情報 |
最新規格 | Wi-Fiルーターの公式サイト情報 |
アンテナの性能 | Wi-Fiルーターの公式サイト情報 |
本体価格 | Wi-Fiルーターの公式サイト情報 |
初期設定のしやすさ | Wi-Fiルーターの公式サイト情報 |
セキュリティ | Wi-Fiルーターの公式サイト情報 |
各Wi-Fiルーターの情報根拠
【ELECOM】WRC-X1800GS-B | ELECOM |
【I-ODATA】WN-DX2033GR | I-ODATA |
【BUFFALO】WSR-3200AX4S-BK | BUFFALO |
【BUFFALO】WSR-1166HPL2 | BUFFALO |
Wi-Fiルーターのランキング根拠
比較項目①本体の機能性
1つ目の比較項目は「WiFiルーター本体の機能性」です。
Wi-Fiルーターの機能は当ページで最大6つ紹介しています。
- ビームフォーミング
- メッシュWi-Fi
- MU-MIMO
- 無線引っ越し機能
- バンドステアリング機能
- 干渉波自動回避機能
6つの機能はユーザーの使用目的によって偏りがあるため、機能自体の採点評価は行いません。
ここでは、上記で紹介した機能が多く備わっているWi-Fiルーターほど高く評価します。
評価基準
5:5以上
4:4以上
3:3以下
検証結果
製品名 | 機能数 | 得点 |
【ELECOM】WRC-X1800GS-B | 3つ | 3 |
【I-ODATA】WN-DX2033GR | 5つ | 5 |
【BUFFALO】WSR-3200AX4S-BK | 6つ | 5 |
【BUFFALO】WSR-1166HPL2 | 3つ | 3 |
比較項目②デバイスの接続数
2つ目の比較項目は「デバイスの接続数」です。
デバイスの接続数では、1つのWi-Fiルーターを何台のデバイスへ接続できるかを意味します。
評価基準
5:25台以上
4:20台以上
3:20台未満
検証結果
製品名 | 同時接続台数 | 得点 |
【ELECOM】WRC-X1800GS-B | 26台 | 5 |
【I-ODATA】WN-DX2033GR | 24台 | 4 |
【BUFFALO】WSR-3200AX4S-BK | 21台 | 4 |
【BUFFALO】WSR-1166HPL2 | 12台 | 3 |
比較項目③Wi-Fiルーターの利用可能範囲
3つ目の比較項目は「Wi-Fiルーターの利用可能範囲」です。
Wi-Fiルーターによっては、壁や空間があるだけで電波が届きにくい製品があります。
利便性を重視して、本ページでは障壁を乗り越えられる強さがあるWi-Fiルーターほど高く評価します。
評価基準
5:3階まで
4:2階まで
3:1階まで
検証結果
製品名 | 利用可能範囲 | 得点 |
【ELECOM】WRC-X1800GS-B | 2階まで | 4 |
【I-ODATA】WN-DX2033GR | 2階まで | 4 |
【BUFFALO】WSR-3200AX4S-BK | 3階まで | 5 |
【BUFFALO】WSR-1166HPL2 | 2階まで | 4 |
比較項目④通信速度
4つ目の比較項目は「Wi-Fiルーターの通信速度」です。
Wi-Fiルーターの通信速度は型番によって変わります。
本ページでは公式サイトより記載されている11acの最大値をもとに、モバライフ側で基準を設けて評価します。
11acとは、現在主流になっていいる無線LAN規格のことを指します。
11acは11nの10倍以上の最大速度でネット環境を提供してくれます。
評価基準
5:1000Mbps以上
4:800Mbps以上
3:500Mbps未満
検証結果
製品名 | 実測値 | 得点 |
【ELECOM】WRC-X1800GS-B | 867Mbps | 4 |
【I-ODATA】WN-DX2033GR | 1733Mbps | 5 |
【BUFFALO】WSR-3200AX4S-BK | 1733Mbps | 5 |
【BUFFALO】WSR-1166HPL2 | 866Mbps | 4 |
比較項目⑤最新規格
5つ目の比較項目は「最新規格(Wi-Fi6)かどうか」です。
現在主流になっているWi-Fiルーターの最新規格 Wi-Fi6の登場により、より利便性の高いネット環境が提供されています。
ここでは、評価するWi-FiルーターがWi-Fi6の機能を持つ端末であれば高く評価します。
評価基準
5:Wi-Fi6
4:Wi-Fi5
検証結果
製品名 | 規格 | 得点 |
【ELECOM】WRC-X1800GS-B | Wi-Fi6 | 5 |
【I-ODATA】WN-DX2033GR | Wi-Fi5 | 4 |
【BUFFALO】WSR-3200AX4S-BK | Wi-Fi6 | 5 |
【BUFFALO】WSR-1166HPL2 | Wi-Fi5 | 4 |
比較項目⑥アンテナの性能
6つ目の比較項目は「Wi-Fiルーターのアンテナの性能」です。
Wi-Fiルーターのアンテナには種類が2つあり、外付きされているアンテナと、内蔵されているアンテナがあります。
外付きされているWi-Fiルーターは、電波の方向を自由に決められる利便性があるため、ここではアンテナが外付きされているWi-Fiルーターを高く評価します。
評価基準
5:外付きアンテナ
4:内蔵アンテナ
検証結果
製品名 | アンテナ | 得点 |
【ELECOM】WRC-X1800GS-B | 内蔵アンテナ | 4 |
【I-ODATA】WN-DX2033GR | 内蔵アンテナ | 4 |
【BUFFALO】WSR-3200AX4S-BK | 内蔵アンテナ | 4 |
【BUFFALO】WSR-1166HPL2 | 内蔵アンテナ | 4 |
比較項目⑦本体価格
7つ目の比較項目は「Wi-Fiルーターの本体価格」についてです。
Wi-Fiルーターの本体価格は決して安くありません。しかし、生活には欠かせないものであるため費用は抑えたいところ。
ここでは機能性など一切考慮せず、本体価格にのみ焦点を絞って評価を行うため、本体価格が安いものほど高く評価されます。
評価基準
5:12,000円未満
4:12,000円以上
検証結果
製品名 | 本体価格 | 得点 |
【ELECOM】WRC-X1800GS-B | 11,275円 | 5 |
【I-ODATA】WN-DX2033GR | 12,210円 | 4 |
【BUFFALO】WSR-3200AX4S-BK | 記載なし | - |
【BUFFALO】WSR-1166HPL2 | 記載なし | - |
比較項目⑧初期設定のしやすさ
8つ目の比較項目は「初期設定のしやすさ」についてです。
Wi-Fiルーター購入後は、初期設定が必要なります。
初心者の方でも簡単に設定できるWi-Fiルーターは、設定するための工程数多く省くので高く評価されます。
評価基準
5:簡単設定あり
4:簡単設定なし
検証結果
製品名 | 簡単初期設定 | 得点 |
【ELECOM】WRC-X1800GS-B | 簡単設定あり | 5 |
【I-ODATA】WN-DX2033GR | 簡単設定あり | 5 |
【BUFFALO】WSR-3200AX4S-BK | 簡単設定なし | 4 |
【BUFFALO】WSR-1166HPL2 | 簡単設定なし | 4 |
比較項目⑨セキュリティ
9つ目の比較項目は「セキュリティがついているか」です。
セキュリティ機能は個人情報を保護したり、Wi-Fiのタダ利用を未然に防いでくれる機能を持ちます。
ここでは、Wi-Fiルーターのセキュリティの有無に従って評価をつけます。
評価基準
5:セキュリティ機能あり
4:セキュリティ機能なし
検証結果
製品名 | セキュリテイー機能あり/なし | 得点 |
【ELECOM】WRC-X1800GS-B | セキュリティ機能あり | 5 |
【I-ODATA】WN-DX2033GR | セキュリティ機能あり | 5 |
【BUFFALO】WSR-3200AX4S-BK | セキュリティ機能あり | 5 |
【BUFFALO】WSR-1166HPL2 | セキュリティ機能あり | 5 |
WiFiルーターの採点結果
WiFiルーターの総合得点は以下の通りです。
製品名 | 合計得点 | 得点 |
【ELECOM】WRC-X1800GS-B | 41 | 4.5 |
【I-ODATA】WN-DX2033GR | 39 | 4.3 |
【BUFFALO】WSR-3200AX4S-BK | 37 | 4.1 |
【BUFFALO】WSR-1166HPL2 | 30 | 3.3 |