
今や、大手携帯キャリアを追い抜く勢いで成長を続ける「格安SIM」。その安さから契約数は1,600万回線を超える※ほどで、高い需要を誇っています。
しかし、格安SIMに乗り換えたいと考えていても、どのように手続きをすれば良いかわからない人は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、格安SIMに乗り換える手順について解説します。また、厳選した6社の乗り換えにおすすめの格安SIMについても、詳しく紹介します。

格安SIM8選
目次
格安SIMに乗り換える手順・やること
格安SIMには、基本的に以下の手順で乗り換えることができます。
- MNP予約番号を発行する
- 本人確認書類を用意する
- 支払いのためのクレジットカードを用意する
- 乗り換え先に申し込みをする
- 新しいSIMを受け取って端末にセットして設定する
- 動作確認などを行う
スムーズに手続き等を進めるためにも、事前に乗り換えの手順や、やることをチェックしておきましょう。

1.MNP予約番号を発行する
格安SIMに乗り換える場合は「MNP予約番号」が必要です。
MNPとは「携帯電話番号ポータビリティ」のことで、現在使用中の携帯番号をそのまま使うために必要になります。
MNP予約番号は10桁で、現在契約している携帯会社で手続きをすると発行できます。なお、番号の有効期間は最大で15日間です。
2.本人確認書類を用意する
格安SIMの契約する際は、その会社ごとに決まった本人確認書類を用意しましょう。
- 運転免許証、運転経歴証明書
- 健康保険被保険者証+補助書類
- 特別永住者証明書
- 旅券(パスポート)
- 住民基本台帳カード
- 外国人登録証明書
- 在留カード
- 個人番号(マイナンバー)カード
本人確認書類上には、氏名・住所・生年月日の記載があり、申込内容と一致している必要があります。各社の指示に従い、適切な本人確認書類を用意しておきましょう。
3.支払いのためのクレジットカードを用意する
格安SIMの支払い方法は、基本的にクレジットカードのみです。そのため、支払いに使うクレジットカードを用意しておきましょう。
一部、銀行の口座振替に対応している格安SIMもありますが、クレジットカードを持っていないと、契約できる格安SIMの選択肢が狭まります。
4.乗り換え先に申し込みをする
必要な書類等の準備ができたら、契約したい格安SIMの会社を決めて申し込みをしましょう。
もし乗り換え先の会社で契約をする際は、取得したMNP予約番号を使って申請します。
格安SIM8選
5.新しいSIMを受け取って端末にセットして設定する
契約が完了すると、格安SIMの会社からSIMカードが届くため端末にセットします。セットしたら、初期設定であるAPN設定をしましょう。

6.動作確認などを行う
設定が完了したら、
- 電波が繋がっているか
- 電話はできるか
- アプリは起動できるか
などの動作確認をします。

SIMロック解除が必要な場合があるので注意しよう
大手携帯キャリア3社が提供している端末は、自社回線しか使えません。自社の回線しか使えないように、SIMロックがかかっているのです。
乗り換えにおすすめの格安SIM8選
ここからは、大手キャリアから格安SIMに乗り換えたい方におすすめな格安SIMを8つご紹介します。

モバイル
※Sプランの場合
※端末によっては225Mbps
※全国主要都市の一部エリア
※タイプDの場合
ソフトバンク
事務手数料が無料
キャンペーン中
15GBが月990円(税込)〜
申し込み限定!
初期費用がさらに割引+1年間1GB増量
キャッシュバック
LINEMO
- 3GBプランが990円(税込)
→今なら最大半年間実質無料 - LINEトーク・通話ならデータ量の消費なし!「LINEギガフリー」
- ソフトバンク回線だから通信が安定している
- 他社からの乗り換えで最大10,000円相当プレゼント
LINEMOは、ソフトバンクが提供するオンライン専用の格安SIMサービスです。
サービス開始当初は20GBのワンプランのみでしたが、2020年7月に3GBの「ミニプラン」が登場し、現在は2つのプランから選べます。
LINE通話を利用すれば、通話料は無料であるとともにデータ容量を消費しません。

LINE以外の電話を利用したい方は、
- 1回5分以内の通話が無料になる「通話準定額(税込550円/月)」
- 国内通話が無料になる「通話定額(税込1,650円/月)」
のオプションを追加で申し込むこともできます。しかも今なら、国内通話定額オプションが契約から1年間無料キャンペーン中です。
そのほかLINEMOでは、他社からの乗り換えで10,000円相当のPayPayポイントプレゼントや、「LINE MUSIC」が6か月間無料になるキャンペーンを常時開催しています。
月額990円が実質無料
月額料金 |
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使用回線 |
ソフトバンク |
通信容量 |
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速度制限 |
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月額990円が実質無料
楽天モバイル
- 1GBまで0円+プラン料金3ヶ月無料
- 20GB以降どれだけ使っても月3,278円(税込)
- アプリ利用で国内通話かけ放題
- 取り扱うiPhoneは全てSIMフリー
- 乗り換えで最大25,000円相当分ポイント還元
楽天モバイルは、楽天グループが提供する格安スマホ・SIMです。
一般的な格安スマホ・SIM(MVNO)とは異なり、楽天独自の通信回線をもっています。
格安スマホのデメリットとして挙げられる「通信速度」に関しては、楽天モバイルでは2020年9月30日から5Gサービスを開始したことで、将来的に問題はなくなると考えられます。

料金プランもわかりやすく、これからに期待できる格安スマホの一つです。
新プラン情報はこちら
月額料金 |
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使用回線 |
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通信容量 | 1GB〜無制限 |
速度制限 |
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新プラン情報はこちら
出典:https://network.mobile.rakuten.co.jp/
mineo
mineoは、大手3キャリアの回線に対応する珍しい格安SIMです。そのため、現在使っているキャリアの回線を利用することで、MNP転出をする必要がなくなります。
- オプション「パケット放題」で無制限データ通信
- 解約違約金が一切かからない
- 他のユーザーとパケットをシェアできる「フリータンク」
面倒な作業なく、現在使っているスマホでそのまま乗り換え可能です。
また、データ容量が不足しそうと困ったときは、他のmineoユーザーと容量をシェアできるサービスが提供されています。
月額料金(税込) |
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使用回線 |
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通信容量 | 1GB~20GB |
速度制限 | 最大200Kbps |
当サイトからmineoに新規申し込みをすると、契約事務手数料が無料に。
3,300円分トクしたい方は、下記ボタンからの申し込みがおすすめです♪
キャンペーン期間:2022年2月1日〜2022年5月31日
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※mineoとの提携サイト限定のキャンペーン。指定のリンクからの申込のみ特典が適用されます。
出典:https://mineo.jp/
UQモバイル
UQモバイルは、継続年数に関係なく月額料金は一定であり、契約年数の縛りもないため使いやすい格安SIMです。
- お客様満足度調査で3冠獲得
- au回線で通信速度が比較的早い
- auで購入した端末はSIMロック解除不要で使える
UQモバイルは、以下の3つの顧客満足度調査で1位を獲得しています。
- 格安SIM満足度ランキング2019 No.1
- J.D.パワー格安スマートフォンサービス 顧客満足度2年連続 No.1
- MMD研究所 2019年3月 格安SIMサービスの満足度調査 No.1
また、仮にデータを使い切った場合でも、くりこしプランM・Lであれば最大1Mbpsなので、使いやすさがあります。
なお、節約モードを利用すると最大1Mbpsの速度になりますが、SNSをどれだけ使ってもデータを消費しません。
最大12,000円相当還元
月額料金(税込) |
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使用回線 | au |
通信容量 |
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速度制限 |
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出典:https://www.uqwimax.jp/mobile/plan/
最大12,000円相当還元
Y!mobile
Y!mobileは、テレビCMで頻繁に放送されており、業界でも比較的大きなシェアを占める格安SIM。
ソフトバンクの回線を利用できるため、通信が比較的安定している点が特徴です。
- Y!mobileショップの店舗でサポートを受けられる
- 「家族割引」で2回線目以降は毎月1,188円(税込)割引
- シンプルな「S」「M」「L」プランを用意
プランが3つに分けられており、シンプルな形態でわかりやすいため、ライフスタイルに適したものを選択しやすいでしょう。また、格安SIMのなかでも店舗でのサポートが手厚い点も特徴です。

15GBが月990円から
月額料金(税込) |
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使用回線 | ソフトバンク |
通信容量 |
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速度制限 |
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出典:https://www.ymobile.jp/plan/
15GBが月990円から
IIJmio
IIJmioは、老舗格安SIMブランドとして実績をもつのが特徴。
かなりプランが細かく分かれているため、必要な機能とデータ容量を組み合わせて利用できる点が特徴です。
- 20GBプランが1,650円(税込)~と安い
- 通話アプリ「みおふぉんダイアル」での電話で通話料金50%オフ
- 名義変更なく家族ごとMNP転入手続きができる
余ったデータ容量は翌月に繰り越せるため無駄がなく、MNP転出料や契約解除料は発生しない点も利用しやすい理由です。

限定キャンペーンはこちら
月額料金(税込) |
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使用回線 | au・ドコモ |
通信容量 | 2GB~20GB |
速度制限 | 最大200Kbps |
出典:https://www.iijmio.jp/
限定キャンペーンはこちら
y.u mobile
とにかくシンプルなのが魅力のy.u mobile。プランは3種類だけのラインナップなので、選びやすいでしょう。
- U-NEXTの月額料金を含めたプランや、2人で使えるシェアプランあり
- チャージ後に有効期限がない「永久不滅ギガ」
- 年間最大30,000円(非課税)の「スマホ修理費用保険」
公式サイト
仮に容量が足りなくなった場合は、1GB330円(税込)で追加購入できるため便利です。

また、データ容量が余った場合は繰り越しが可能で、残容量100GBまでは有効期限がないため、余ったデータを有効活用できます。
月額料金(税込) |
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使用回線 | ドコモ |
通信容量 |
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速度制限 | 最大128Kbps |
出典:https://www.yumobile.jp/
公式サイト
BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルは、auとドコモの回線を使用しており、マルチキャリアに対応している点が特徴です。
余ったデータは翌月に繰り越せるため、無駄なくデータ容量を使えます。
- YouTubeなど見放題!エンタメフリー・オプション
- 「シェアSIM」で複数枚のSIMカードをまとめられる
- 全国で利用できる「BIGLOBE Wi-Fi」
※月額275円(税込)
エンタメフリーオプションがあり、YouTubeやAbemaTV・U-NEXTなどの動画配信サービスを利用する際に、データが消費されません。
また、2つの回線を利用していることから、比較的通信速度や通話の品質が安定しています。

月額料金(税込) |
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使用回線 | au・ドコモ |
通信容量 | 1GB~30GB |
速度制限 | 最大200Kbps |
出典:https://join.biglobe.ne.jp/mobile/
乗り換える格安SIMの選び方
魅力的な料金形態や特徴を持つ格安SIMは、数多くあります。では格安SIMに乗り換えたい場合、料金以外にどういった点に注目すれば良いのでしょうか?
よりお得に格安SIMを使い続けるには、自分にとって適切なキャリアを選ぶことが重要です。

データ量に合ったプランを選ぶ
データ容量のプランはそれぞれ異なるため、自分に合っているかが重要です。適切なプランを選ぶためにも、まずは現在のデータ容量の消費具合を確認しましょう。
また容量を若干超過してしまうと想定される場合は、余ったデータ容量を、
- 翌月に繰り越しできるか
- 家族間や会員間でシェアできるか
などをチェックしておきましょう。
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通信回線のタイプを決める
回線は大手3キャリアのものを借りているため、居住・行動範囲エリアに強いものを選ぶことが重要です。
キャンペーンの有無も要チェック
格安SIM業界での競争が激しいため、期間限定のキャンペーンを実施していることがあります。
自分に合っているプランを提供する会社をいくつか厳選し、最後の判断材料としてキャンペーンを比較してみるのがおすすめです。
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格安SIMに乗り換える3つのメリット
毎月の携帯料金を安く抑えられる
大手キャリアと同じ通話・データ容量のプランでも、低価格で利用できる点が格安SIMの特徴であり、メリットです。
格安SIMに乗り換えることで月数千円ほど節約できる場合があり、これを年間に置き換えると10,000円以上変わってきます。
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オプションがわかりやすい
大手キャリアが提供するプランにも、オプションをつけることは可能です。しかし、どうしても複雑で内容がわかりにくいと感じている方も多いでしょう。
一方、格安SIMの場合、対面でオプションの加入を勧められることがなく、Webサイトの画面上で確認できるため、わかりやすいのが魅力です。

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少データ容量プランが豊富
料金形態がシンプルなプランを提供している会社が多いため、大手キャリアよりも比較がしやすく選びやすいのがメリットです。
結果的に、自分のライフスタイルに合うものを選びやすいのは、格安SIMのメリットだと言えるでしょう。
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格安SIMに乗り換える際の注意点3つ
違約金を負担しなければいけない場合がある
大手キャリアを解約する場合、契約の縛りがあると違約金(契約解除料)が発生します。
近年、徐々に契約の縛りは緩和されているものの、対象となれば9,500円の支払いが命ぜられる場合があるため、乗り換えのタイミングには注意が必要です。
ちなみに大手キャリアには、解約しても違約金(契約解除料)が発生しない「契約更新月」があります。
大手キャリアから格安SIMへの乗り換えを考えている方にとっては、その月が乗り換えにベストなタイミングと言えるでしょう。
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携帯を使えない期間が発生する場合がある
格安SIMで電話番号を変えずに乗り換えをする場合、MNP転出が必要になります。
しかし、MNP転出の手続きを行うとその時点で回線が切り替わってしまうため、自宅にSIMカードが届くまでは新たな端末は使えません。
SIMのサイズを確認しておく
SIMカードのサイズはいくつか種類があるため、乗り換える際はセットする端末のSIMカードサイズを確認しておきましょう。
今使われている端末の場合、ほとんどはmicroSIM・nanoSIMに対応していますが、念のため確認しておくことをおすすめします。
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格安SIMに関するよくある質問
大手キャリアから回線を借りており、自社でネットワークの設備を持っていないため、メンテンナンスなどを行う必要がありません。回線提供に必要なコストを省くことができるため、格安での提供を実現しています。
提供しているネットの回線自体は、大手キャリアのものです。独自の回線ではないことから、回線自体のセキュリティレベルは大手のものと大きく変わらないため、安心して使用できます。
一般的に大手キャリアの通信回線よりも安く利用できますが、その分、通信速度は遅くなる傾向にあります。普段の利用ではネット利用に影響はない程度ですが、回線が混雑する時間帯は速度に影響を与える可能性は否めません。
まとめ
この記事では、格安SIMに乗り換える手順ややること、乗り換えにおすすめの格安SIMなどを紹介・解説しました。
MNP予約番号を発行や新しいSIMを受け取ってからの設定方法など、事前に手順を把握することでスムーズに利用開始まで運べます。
また、数ある格安SIMから適切なものを選ぶ場合は、データ量に合ったプランがあるもの、使用している通信回線、キャンペーンの有無などをチェックしましょう。
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