【監修者の河村さんインタビュー】格安SIMに関する10の質問
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モバライフが抜粋した格安SIM・スマホに関する10の質問を監修者の河村亮介さんに回答していただきました。

メリット・デメリットや乗り換え時の注意点について詳しく解説してもらっています。また選ぶ際の注意点も紹介しているので、参考にしてみてください。

また、当メディアでは監修者の専門的知識に基づいた格安SIM・スマホコンテンツを掲載しています。さらに格安SIM・スマホについて知りたい方は以下の記事もチェックしてみると、より理解が深まるでしょう。

格安SIM(スマホ)おすすめ18選比較ランキング!料金が最安なのは?

監修者紹介

監修者
河村亮介
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1987年生まれ。WEBサイト運営事業GreenEchoes Studio代表。大学卒業後、会社員を経て起業しGreenEchoes Studioを立ち上げる。通信系記事の監修・執筆・公正・サイト設計・運営支援など、ウェブサイト周りのサービスを提供する。インターネット回線選びの専門家として、WEB媒体を中心に光回線・ポケット型Wi-Fi・格安SIMなどに関する記事の執筆や監修・校正を手がける。

Q1.格安SIMを選ぶポイントはどこですか?

格安SIMを選ぶポイント

格安SIMを選ぶ際に重要だと考えているポイントは以下の4点です。

格安SIMを選ぶポイント
  • 自分の月間パケット利用量に見合ったプランがあるかどうか
  • 月額利用料金が安いか
  • 通信速度が我慢できる許容範囲内か
  • サポート体制が自分にあっているかどうか

自分の月間パケット利用量に見合ったプランがあるかどうか

まず、ご自身のパケット上限に見合った料金プランがあるかどうかを確認することが重要です。

格安SIMに乗り換えたい方は、恐らくキャリアスマホを使っている方が多いでしょう。

 キャリアのパケット上限がないプランを利用しており、月間パケット通信量が20GBを超える方であれば、その使用量に見合うプランが用意されていない場合があります。

まずは乗り換える前に直近3ヶ月間のパケット通信量を確認し、平均して月間どのくらいのデータ通信量を使用しているのかを確認するようにしましょう

月額利用料金が安いか

次に着目してもらいたいのが、月間利用料金です。

やはり、格安SIMを利用したい方のニーズとしては、利用料金を節約したいという場合が多いでしょう。

 同じ容量のプランでも、格安SIM事業者によっては、料金が異なります。

中には1,000円単位で違う場合もあるため、その界隈の中では安い格安SIMなのかを確認してみてください

通信速度が我慢できる許容範囲内か

格安SIMのデメリットのひとつとして、キャリア回線と比較すると通信速度が遅いことが挙げられます

 動画の読み込みを重視する方であれば、混雑時間帯でも10Mbps以上の速度が確保できるものをおすすめします。

特に、お昼や夕方などの混雑時間帯になると、極端に通信速度が低下する場合が多く、SNSや動画の読み込みにストレスを感じる場合もあるでしょう。

サポート体制が自分に合っているかどうか

格安SIMに関しては、基本的に対面サポートはありません。

これまでキャリアショップでの対面サポートを受けてきた方は、困った時に自分で調べなくてはいけないのです。

オンラインでのサポートを許容できるかどうかも、格安SIMを選ぶ上で重要なポイントと言えるでしょう。

Q2.格安SIMのメリットとデメリットを教えてください

格安SIMメリット デメリット

格安SIMのメリット

格安SIMのメリットは下記の3点です

格安SIMのメリット
  • 月額料金が安い
  • 料金プランがシンプルでわかりやすい
  • 小容量プランも選択できる

やはり、キャリアと比較すると、月額料金が安いというメリットが挙げられます。通信費用を節約したい方がキャリアから乗り換えようと思うきっかけの大半が費用が安いということからではないでしょうか

続いて、料金プランがキャリアと比較してわかりやすいというメリットがあります。キャリアの料金形態は、利用したパケット通信量に応じて自動で料金が変わってしまうプランが多いため、わかりにくい印象を持つ方も多いのではないでしょうか。

 格安SIMであれば、明確に月間パケット上限が決まっているプランが多いのでわかりやすいと言えるでしょう。

最後に、小容量プランが選択できるのも魅力の一つです。特に、電話専用機として待受け用に利用したい方は、格安SIMが良いでしょう。

監修者
パケット上限が少ないプランを選択すれば、維持費を安くした上で電話専用機を持つことができます。

 

格安SIMのデメリット

格安SIMのデメリットは下記の5点です。

格安SIMのデメリット
  • SIMカード入れ替えや設定などすべて自分でやる必要がある
  • 通信速度がキャリアと比べると遅い
  • 家族割が無いケースが多い
  • 家族間通話が無料にはならないケースがある
  • スマホセット割が適用されない

もっとも大きなデメリットは、設定などを自分でする必要があるということでしょう

ワイモバイル、UQモバイル、BIC SIM、イオンモバイルに加入する場合は店舗での手続きも選択可能となっており、店舗スタッフの設定補助が受けられる可能性がありますが、それ以外の格安SIMでは、基本的にすべてオンラインで手続きを行う必要があります。

 MNP予約番号の発行からSIMカードが到着してスマホへ挿入、通知設定など、すべてご自身の責任のもとで実施する必要があります。

また、前述したように、キャリアと比較すると通信速度が遅い点も気になる部分です。

特に通信速度に関しては、利用する事業者によって大きく差があるため、実測通信速度を「みんなのネット回線速度」などの情報サイトで確認することをおすすめします。

家族割がないケースや、光回線とのセット割がないケースは、トータルで見れば格安SIMへ乗り換えた場合の方が料金が安くなるケースが多いため、そこまで気にしなくても良いでしょう。

監修者
格安SIM事業者によっては、家族間通話が無料とならない場合が多いため、LINE通話に切り替えるなどの対策が必要です。

 

Q3.格安SIMへの乗り換え時の注意点はありますか?

乗り換え時の注意点

格安SIMへの乗り換え時に注意すべきポイントは、下記の3点です

格安SIMへの乗り換え時に注意するべきポイント
  • 選択した事業者によっては対面サポートが受けられない
  • 手続きをしないとキャリアメールが利用できない
  • 通信速度が低下する場合がある

もっとも注意しなくてはいけない点は、キャリアとは異なり対面での対面での十分なサポートが受けられない場合がほとんどということでしょう。格安SIMに関しては、一部の事業者を除いて、多くの事業者のサポートはオンラインのみです。

キャリアメールは、キャリアから格安SIM事業者へ乗り換えた場合、キャリアメールに関しては手続きなしでは利用できません。

キャリア各社で「キャリアメール持ち運びサービス」がスタートし、月額330円(税込)を支払うことで、乗り換えた先でもキャリアメールが利用できるようになったのです。

 適切な手順を踏んで手続きを行われないと、最悪の場合、キャリアメールアドレス自体が失効してしまう可能性もあるため、十分な注意が必要です。

また、キャリアとは異なり混雑時間帯に通信速度が極端に低下する可能性がある点については覚えておきましょう。

監修者
キャリアの通信速度に慣れてしまっている方では、読み込みの遅さにストレスを感じてしまう場合も十分考えられます

Q4.格安SIMの通信速度は問題ないですか?

通信速度は問題ないのか

通信速度はコンテンツの読み込みの速さに直結しており、特に動画コンテンツを読み込む場合は、通信速度が遅いと読み込みに時間がかかってしまうため、「待ち時間」が増えることがストレスとなる場合もあるでしょう。

格安SIMは、自社で通信網を持たない事業者が、キャリア回線の一部帯域を借用する形でサービスを提供しています。

 そのため利用者が殺到する混雑時間帯では、渋滞が起こってしまうため通信速度が低下してしまうのです。

通信速度に関しては、おそらく「借用している帯域幅」と「契約している利用者」の割合で決まる可能性が高いですが、それらは公表されていないため、「契約してみないと実際の通信速度がわからない」というのが現状です。

格安SIMでも通信速度にこだわりたい方は、事前に実測通信速度の投稿サイトを確認してから申し込むことをおすすめします。

Q5.データ無制限のSIMはありますか?

データ無制限のSIM

完全にデータ無制限の格安SIMは存在しません

加えて、4大キャリアにはパケット上限がないプランが存在していますが、各キャリアが設置したパケット上限を超過すると速度制限がかかるケースがあるため、実際には完全無制限で使い放題では無いのです。

事業者制限後速度備考
UQモバイル1Mbpsサブブランド
ワイモバイル1Mbpsサブブランド
LINEMO1Mbpsサブブランド
リンクスメイト1Mbps
J:COMモバイル1Mbps
minemo1.5Mbpsパケット放題Plusオプション利用時

格安SIMについては、条件付きにはなりますが、上記の通信事業者であれば実用になんとか耐えうる通信速度で「実質的にパケット無制限感覚」で利用することができます

Q6.楽天モバイルはおすすめですか?注意点もあれば教えてください!

楽天モバイルはおすすめ?

楽天モバイルは、「最強プラン」がスタートしてからは、パートナー回線エリアでも実質パケット上限がないような感覚で利用できるようになったため、以前と比較すると繋がりやすさについても改善し、おすすめできるようになりました

楽天モバイルの注意点
  • 一定以上利用すると通信速度に制限がかかる可能性がある
  • 特定条件で楽天リンクアプリを用いて電話を行うと「非通知」となる場合がある

公式には案内されていないので確証は持てませんが、1日に10GB以上利用すると、通信速度制限がかかると言われています

 ただし制限後速度は3Mbps程度となっているようですので、それほど気にする必要はないでしょう。

公式に案内されているUQモバイルの通信速度制限要件(3日間で合計6GB以上)と比べると緩やかな条件となっています。

楽天モバイルの「通話料無料」は、「Wi-Fiに接続した状態」で電話すると、相手方に「非通知」として着信することが、アプリの仕様として公式にアナウンスされています。

Q7.スマホの端末を選ぶ時のポイントを教えてください!

端末を選ぶ時のポイント

私が新しくスマホ端末を選ぶ際に最低限重視するポイントは3点です。

スマホ端末を選ぶ時のポイント3点
  • リフレッシュレート
  • メモリ容量
  • ストレージ容量

リフレッシュレートは、画面をスクロールした際の滑らかさに影響しますSNSアプリを頻繁に利用する方は、リフレッシュレートが高いほうがスムーズに表示されるためおすすめです

次に、メモリ容量が大きい方が、複数アプリを同時にバックグラウンドで立ち上げている時にも動作が重くなることが少なくなります。

 ただし、CPUの性能に依存するため、この限りではありません。

最後に見るのがストレージ容量です。アンドロイドスマホの場合は、SDカードが挿入できるものが多いため、後からストレージを追加することもできますが、iPhoneの場合はあとから容量を増やすことはできません

ストレージは、複数のアプリをインストールする場合には容量の大きさは必須となります。

スマホゲームなど、データ容量が大きいものをインストールする予定がある方は、あらかじめ大きいストレージ容量を選ぶようにしましょう。

Q8.カメラ性能に特化したスマホのおすすめを教えてください!

カメラ性能に特化したスマホ

現時点でカメラ性能に特化したおすすめスマホは下記の3機種です。

端末名特徴
iPhone15ProMax瞳AFやスローモーションビデオ、ナイトモードなど、多彩な撮影機能を備える
Xperia Pro-12000万画素以上のカメラを搭載しており、瞳AFやシネマ品質の4K動画が撮影できる機能なども魅力
Galaxy S23 Ultra光学ズームを搭載した機種で、カメラ性能が高くカメラの満足度が高いと評価されることが多い

スマホのカメラ性能に関しては、レンズ品質や画素数以外にも、内部処理が重要だと考えています。

 ただし、写真の色味などについては個人の主観や好みによるものが大きいため、ぜひご自身で確かめてください。

また、高性能カメラを搭載したスマホは20万円以上と高額になる場合が多いです。

個人的な主観になりますが、スマホにそれくらいの予算をかけるのであれば、一眼レフカメラも購入できるため、カメラのみの性能を求めるのであれば、そちらも検討することをお勧めします。

Q9.コスパの良いスマホ端末でおすすめはどれですか?

コスパの良い端末

エントリーモデルとしておすすめしたいのは、Oppo Reno 5Aです。

価格は約4万円と安価でSnapdragon 765Gを搭載し、カメラ性能も高いと評価されています。

 メモリに関しても、一般的なモデルが4GBなのに対して、6GB搭載しているため、複数のアプリをバックグラウンドで立ち上げていても重くなりにくいのも嬉しいポイントです。

また、Galaxy A52 5Gもおすすめできます。OPPO Reno 5Aよりも高額で約6万円と高額ですが、日本でも知名度の高いSamsungということもあり、好みの方も多いのではないでしょうか。

メモリーも6GB、SoCもSnapdragon 750G 5G搭載しており、スペック的にはOPPOと非常に似ています。

Q10.スマホ端末と格安SIMをセットで申し込むならどこが良いですか?

セットで申し込むならおすすめスマホは?

現時点でスマホ端末と格安SIMをセットで申し込むのであれば、UQモバイルがおすすめです。

型落ちにはなりますが、ハイエンド機種であるGalaxy S22が他社から乗換のキャンペーン価格で36,400円(税込)から購入できるため、大変お得と言えるでしょう。

 ただし、キャンペーン価格を適用するためには、他社からのMNPでの乗り換えでかつ、コミコミプランもしくはトクトクプランに加入し、増量オプションⅡに加入することが条件になります。

トクトクプランは、2段階性の段階性プランとなっており、月間パケット上限が1GBまでなら990円(税込)〜、15GBまでなら2,178円(税込)から利用できるお得なプランです。

一方、コミコミプランは、月間20GBまでのデータ通信量と、1回5分までの国内通話が無料となったプランとなっており、内容としてはNTTドコモが提供するahamoに類似しています。

どちらのプランも選びやすいプランとなっていますので、ぜひこの機会に乗り換えを検討してみてください。
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等を提供する企業等の意見を代表するものではありません。
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・ポケットWiFi(Pocket WiFi)とは、ソフトバンク社が販売・提供するモバイルWiFiルーターの登録商標(商品名)になります。
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