auひかりへの乗り換えはおすすめ？メリットと手順を徹底解説

KDDIが提供しているインターネットサービス「auひかり」に興味を持ち、他社光回線から乗り換えを検討している方も多いはずです。auひかりは自社で独自の回線を使用しているため、安定・高速の通信速度を実感できるでしょう。

ただし、人によってはスマホセット割が利用できなくなったり、乗り換え時にコストがかかってしまったりして損をする可能性もあります。そのため、auひかりの特徴とキャッシュバック条件を把握しておくことが大切です。

そこでこの記事では、auひかりのメリットやデメリット・キャッシュバックキャンペーンの条件を紹介。また、auひかりに乗り換える手順についても解説します。

この記事を読むことで、auひかりのメリット・デメリットをしっかり把握できるでしょう。

auひかりの特徴

auひかりは、auやUQ mobileなどを提供しているKDDIが提供しているインターネットサービスです。auひかりはKDDI独自の光回線を使用しているため、安定かつ高速通信が可能で快適なインターネットライフを送れるでしょう。

自社提供の「au one net」以外にも、BIGLOBE・So-net・@nifty・ASAHIネット・DTI・@T COMなど様々なプロバイダの選択が可能で、プロバイダによってはよりお得なキャンペーンも実施しているので、選択肢が多いのが特徴です。

そのため、ほとんど費用をかけずにauひかりへの乗り換えが可能です。特におすすめの人はau・UQ mobileを使用している方で、auひかりとスマホをセットにすればスマホ代の永年月額最大1,100円割引を受けられます。

関西や中部地方・沖縄など一部地域を除けば、対応エリアは全国です。

auひかりの基本情報

出典：auひかり

auひかりへ乗り換えるメリット

月額料金が安くなる可能性がある

auひかりを利用することで、月額料金が安くなる可能性があることはメリットでしょう。例えば「フレッツ光の定額プラン1Gbps」なら月額利用料は5,940円で、ここにプロバイダサービス月額利用料が発生します。

auひかりの場合は、ホーム1ギガ「ずっとギガ得プラン」で月額利用料6,160円なので、auひかりに乗り換えることで月額料金を安く抑えられます。

プロバイダが選べる

プロバイダが選べる点もauひかりのメリットでしょう。今まで使用していたプロバイダから切り替えることで、インターネットの速度が向上する可能性があります。

auひかりの「ホーム 1ギガ」および「マンション」では、au one net・BIGLOBE・So-net・@nifty・ASAHIネット・DTI・@T COM・コミュファnetなど、さまざまなプロバイダを自由に選ぶことができます。

しかし、プロバイダによって提供する速度や安定性に差があり、キャッシュバックのキャンペーンによる月額割引料も異なります。そのため、自分に合ったプロバイダが選べるのはauひかりのメリットです。

スマホ代を節約できる

auひかりでは「auスマートバリュー」と呼ばれる割引を実施しています。auスマホと対象のインターネットサービスを利用することで、auスマホの利用料金から最大で1,100円割引が受けられるものです。

家族も対象の永年割引が適用されるので、スマホにかかっている費用を大幅に減らすことができるでしょう。

そして、auスマホが「使い放題MAX」および「auマネ活プラン」なら永年月額1,100円割引、「スマホミニプラン 5G／4Gプラン」なら永年月額550円の割引を受けられます。

キャッシュバックを受け取れる

auひかりでは「初期費用相当額割引」と呼ばれるキャッシュバックキャンペーンを実施しているため、auひかり契約時にかかる初期費用相当額が、月額利用料から割引されることもメリットと言えるでしょう。

また、公式サイト以外にも多数の高額キャッシュバックを実施している代理店窓口が多数あります。

例えば、NNコミュニケーションズなら、「ネット＋電話＋スマホの契約で72,000円」「ネットのみで56,000円」のキャッシュバックを受けられるのでお得です。

乗り換えキャンペーンが利用できる

乗り換えキャンペーンを利用できる点もメリットです。auひかりには「au乗り換えスタートサポート特典」というキャンペーンが実施されており、解約時に発生する解約違約金を合計最大3万円まで還元してくれます。

しかし、auひかりならお金をかけずに乗り換えられるため、無駄なコストを支払う必要がないのです。

auひかりへ他社回線から乗り換える手順

それでは実際に他社回線からauひかりへ乗り換える手順は以下の通りです。

1.新規申し込みをする

auひかりの申し込み方法は、「auホームページ」「auショップ」「代理店窓口」「家電量販店のauひかり窓口」など多数ありますが、ここではauひかりの公式ホームページから申し込む方法を解説します。

はじめにauひかりの申し込み窓口のページへアクセスしましょう。そして、「お申し込み」をクリックして「Webで申し込み」を選択します。

問題なければ申し込み画面へと進み、氏名・住所など基本情報を入力します。申し込み受付が完了すれば、事前調査のために連絡が入ることがあることは注意したいポイントです。

また、auひかりではプロバイダのみを途中で変更することが原則できないため、契約前によく確認しておきましょう。

2.工事予約・書類と接続機器を受け取る

申し込みと事前調査が完了したら、auひかりからSMSが届きます。SMSに届いたアドレスをタップし「My au」にログインすると「工事の予約可能日」が表示されるので、工事日の予約を行いましょう。

その後、auひかりより自宅に「ご利用開始のご案内」と接続機器が送付されるので受け取ります。また、プロバイダによっては申し込みから1週間〜10日程度で別途必要書類が届くので忘れないようにしましょう。

3.開通工事を行う

工事予約日になったら開通工事を行いますが、立ち合いが必要なのでスケジュールを空けておくようにしましょう。

そのため、もし賃貸住宅に住んでいる場合は工事を行う前に建物の所有者から許可を得る必要があります。工事を無断で行うとトラブルの原因となるので、事前に連絡しておくことが重要です。

家の状況や作業内容により異なりますが、一般的にはおおよそ2時間程度で工事は終了します。

4.接続設定と利用回線の解約をする

開通工事が完了したら、自宅に送付された接続機器を自身で接続して各種設定を行います。なお、機器の取り付け方法や各種設定が分からないという方は、KDDIの専門スタッフによるサポート「かけつけ設定サポート」も利用可能です。

かけつけ設定サポートは、ONUやモデムなど機器とパソコン・電話機の接続やパソコンをインターネットに接続するための初期設定、ブラウザ・メールソフトなどの設定をしてくれます。

最後に、今まで使用していた他社回線の解約手続きを行いましょう。光回線とプロバイダを個別に契約していた場合は、プロバイダの解約も忘れずに行いましょう。

回線の解約手続きが完了したら、レンタルした機器を返却して乗り換え完了です。

auひかりへ乗り換える際の注意点

提供エリアが限られている

auひかりを契約する際は、はじめに提供エリア内かどうかを確認する必要があります。auひかりは全国規模で展開している光回線ですが、一部地域では利用できません。

auひかり提供エリアは公式WEBサイトの「提供エリア検索」のページにアクセスすれば、住居タイプと郵便番号を入力するだけで提供エリアかどうかを確認ができます。

また、マンションやアパートなどの集合住宅を選択した場合、集合住宅にauひかりの通信が導入されてるかどうかも簡単に確認できるため、契約前にまず対応エリアであるか確認しましょう。

スマホのセット割には条件がある

auひかりとauスマホをセットで契約することで永年割引を受けられる「auスマートバリュー」ですが、セット割が適用するためには以下2つの条件を満たす必要があるので注意しましょう。

また、「使い放題MAX」や「auマネ活プラン」などのプランは永年1100円の割引を受けられますが、「スマホミニプラン」の場合は永年550円割引と半額になる点にも注意が必要です。

解約月の料金は日割りの対象外

プロバイダが「au one net」の場合は利用停止日をを選べるため、解約日までの月額料金が日割りになります。ただし、その他のプロバイダの場合は末日解約となるため、日割り対象外であることは注意点の1つです。

例えば、キャッシュバックキャンペーンを利用して工事費用分を月額料金から差し引いていた場合、支払いが完了する前にauひかりを解約してしまうと、その時点で割引が終了して残りの工事費の支払いが必要です。

auひかりへ乗り換えにかかる費用

乗り換え前の光回線解約料金

他のインターネット回線からauひかりへの切り替えを考えている場合、すでに使っている回線の解約費用がかかることもあります。また、契約期間中に解約する場合は違約金も支払う必要があることも注意点です。

ただし、auひかりの場合は「auひかり乗りかえスタートサポート」キャンペーンが実施されており、他社からの乗り換え時にかかる違約金を一部補填してくれるので、乗り換え費用を気にする必要はあまりありません。

マンションタイプより戸建てタイプの方が、違約金の額が高く設定されている傾向にあります。

限定特典！最大126,000円還元

auひかり
キャンペーンの詳細をみる

初期工事費用

auひかりは独自の回線を使用しているため、他の光コラボからauひかりを乗り換える場合は基本的には開通工事が必要です。その際にホームタイプでは41,250円、マンションタイプでは33,000円が初期費用として発生します。

ただし、auひかりでは2023年現在時点で「初期費用相当額割引」キャンペーンを実施しており、実質工事費無料で利用できるため、初期工事費用についても気にする必要はないでしょう。

月額料金

月額料金は、「戸建て・マンション」「契約期間」「ギガ数」「オプションの有無」などにより異なります。

例えば、「戸建て」「3年契約のずっとギガ得プラン」で「1ギガ」「ネット＋電話」で契約した場合は月額6,160円、「マンション」「2年契約のずっとお得A」で「1ギガ」「ネット＋電話」で契約した場合は月額5,005円です。

また、auひかりでは契約時に初期費用として新規登録料3,300円がかかります。つまりキャンペーンで「光回線解約料」「初期工事費用」が無料の場合、月額料金の5,000〜7,500円＋新規登録料の3,300円が初期費用として必要です。

【2024年最新】auひかりへの乗り換えで適用できるキャンペーン

auひかり乗りかえスタートサポート

2023年6月1日より「au乗り換えスタートサポート特典」キャンペーンが実施されています。当キャンペーンは、auひかりへの乗り換え時に発生する他社の解約違約金を、合計最大30,000円までauひかりが還元してくれるキャンペーンです。

他社の自宅インターネット※1、またはホームルーター・モバイルルーター※2から、auひかり「ずっとギガ得プラン＋電話」、またはauひかり「マンション ネット＋電話」に新規お申し込みでキャンペーンが適用されます。

初期費用相当額割引

2021年7月1日より「初期費用相当額割引」キャンペーンが実施されています。

当キャンペーンは、auひかり契約時にかかる初期費用相当額が月額利用料から割引されるキャンペーンで、auひかりホームの場合は最大41,250円、auひかり マンションの場合は最大33,000円の割引を受けることが可能です。

auひかりマンションはネット申し込みで初回1,443円の割引、2ヶ月目以降22ヶ月目まで1,434円の割引で、合計33,000円の割引が受けられます。ただし、電話割引はありません。

そして、2年契約の「ギガ得プラン」と契約期間なしの「標準プラン」の場合は初回1,254円、2ヶ月目以降22ヶ月目まで1,243円の割引を受けられます。

また、auひかりホームは電話もセット契約することで月額550円の割引を受けられるので、合計割引額は41,250円です。

auひかりへの乗り換えがおすすめの人

au・UQ mobileユーザーの人

現在、スマホが「au」または「UQ mobile」の方は、auひかりへの乗り換えがおすすめです。auひかりに乗り換えることで「auスマートバリュー」が適用され、スマホ代金が月額最大1,100円の永年割引が受けられます。

auスマートバリューを利用することで、家計の節約・通信料金の削減が可能です。家族みんなでお得にスマホを利用したい方は、auひかりに乗り換えると良いでしょう。

キャッシュバックを受けてお得な料金で契約したい人

auひかりには２つのお得な特典があります。他社の違約金を最大30,000円還元してくれる「auひかり乗りかえスタートサポート」と、工事費などの初期費用相当額をキャッシュバックしてくれる「初期費用相当額割引」キャンペーンです。

これらの特典を活用することで、ほとんど初期費用をかけずにauひかりに乗り換えることができます。

窓口によっては、より高額なキャッシュバックも実施しているので、お得な料金で契約したい人にauひかりはおすすめです。

安定した高速通信を求める人

auひかりは独自のインターネット回線を提供しているため、他の光回線と比べて混雑しにくいメリットがあります。

インターネットは利用者が増えすぎると混雑して、通信の安定性が損なわれることも少なくありません。例えば、ドコモ光やソフトバンク光は同じフレッツ光の回線を使用しているため、混雑しやすいです。

また、一部エリア限定で10ギガ・5ギガなどの高速プランが提供されていることもau光のメリットです。このように、auひかりは高速で安定したインターネット接続を求める方にも適しています。

auひかりへの乗り換えがおすすめでない人もいるので要注意

「auスマートバリュー」のスマホセット割が適用できない人には、auひかりはあまりおすすめではありません。使用しているスマホに合わせて光回線を選んだ方が、月額料金が安く収まる可能性が高いです。

ただし、安定かつ速度を求める方は、auひかりに乗り換えるのも良いでしょう。

そのため、地デジやBSなどのテレビを視聴したい方もauひかりはおすすめとは言えません。

auひかりから乗り換えるのにおすすめの光回線3選

eo光

eo光は超高速インターネットとして、16年連続でお客さま満足度No.1の実績を持つ光回線。「eo暮らしスタート割」や「割引キャンペーン」も適用できるので、初年度は月額2,380円と破格の料金で利用可能です。

また、格安SIMであるmineoとセットで利用すれば、eo光ネット月額料金330円の永年割引を受けられるので、mineoユーザーにeo光はおすすめの光回線です。

auスマートバリューも適用できるので、auユーザーにもメリットが多いでしょう。

eo光の基本情報

ドコモ光

ドコモ光はドコモが提供するプロバイダ一体型の光インターネットサービスで、契約者数は700万回線※1を突破していることが特徴です。

また、ドコモ光の申込み月を含む7ヶ月以内に利用開始することで工事費が0円になり、乗り換えで10,000dポイントを獲得できるので、実質無料で乗り換られることもメリットでしょう。

ドコモ光はネットトータルサポートが充実しており、あらゆる通信のサポートしてくれます。

ドコモ光の基本情報

出典：ドコモ光
※1　「ドコモ光」契約者数　2021年2月NTT　ドコモ調べ

ソフトバンク光

ソフトバンク光はソフトバンクが提供している光回線サービス。NTT東日本・西日本の光回線を使用しており、最大通信1Gbpsと高速通信が可能です。

また、「新規割引キャンペーン」で工事費も実質無料なので、乗り換えに無駄なコストがかかりません。さらに、ソフトバンク・Y!mobileのスマホとセットで利用すれば、スマホの月額料金から最大1,100円が永年割引されます。

Yahoo! BBならIPv6高速ハイブリッドも利用できるので、安定したインターネット回線を使用したい方におすすめです。

ソフトバンク光の基本情報

出典：ソフトバンク光

auひかりから他社回線に乗り換える手順

1.新規申し込みをする

まず契約する回線を選び、公式WEBサイト・代理店窓口・店舗・プロバイダなどから申し込みましょう。ネットから契約をする場合は公式サイトにアクセスをしたら「申し込み」を選択し、名前や住所などの基本情報を入力します。

なお、一般的に光回線の工事は立ち会いが必要なので、あらかじめスケジュールを調整しておきましょう。

2.auひかりの解約申請

次にauひかりの解約申請をします。解約申請の方法は、利用しているプロバイダによって異なりますが、「au one net」を利用中の方はKDDIお客さまセンターへ電話しましょう。

ただし、解約日を早くしすぎると、インターネットが使えない期間が生まれてしまうことは注意したいポイント。解約日は新しい光回線の工事日以降に設定することをおすすめします。

3.回線工事の実施・auひかりの接続機器返送

工事日の日程になったら、立ち会いをして開通工事を実施してもらいましょう。工事にかかる時間は、建物の状況により異なりますが、おおよそ1〜2時間程度で終了します。

工事が完了したら、モデルやルーターなどを接続して設定をすればインターネットが使用できる形です。なお、auひかりで今までモデムやルーターをレンタルしていた場合は、機器を返却する必要があります。

返却日は契約内容の書面に記載されているか、解約申請の際に期日が指定されるので、期間内に返送することが重要です。

auひかりから他社に乗り換える場合の注意点

現在auユーザーの方は、他社に乗り換えることで「auスマートバリュー」が適用されなくなる可能性があります。その場合、適用していた家族全員のスマホの月額料金が高くなってしまうことは注意点です。

ただし、違約金や工事費用は乗り換え先のキャッシュバックキャンペーンで相殺できることが多いので、あまり気にする必要はありません。

まとめ

今回の記事は、auひかりのメリットやデメリット・キャンペーンの条件について解説しました。

auひかりは独自の回線を使用しているため、安定した通信速度を実感できるでしょう。また、au・UQ mobileのスマホを利用中の方は月額料金の割引を受けられることも注目したいポイントです。

さらに、「auひかり乗りかえスタートサポート」と「初期費用相当額割引」利用すれば、コストをかけずに乗り換えることができるので、光回線の乗り換えを検討中の方はこの機会に申し込んでみてください。

キャンペーンは終了してしまう場合もあるので、早めの申し込みがおすすめですよ。